Lesson

読んだり、飲んだり

emo

かつて所属していたサークルの追いコンに顔を出した。その上、恥じらいもなく朝まで後輩たちと飲んでいた。自分たちの代との雰囲気の違いなんかもありつつ、それでも彼らがそこにいたことに少しホッとした。

サークルに対して、今はもう後悔と自責の念ばかりがある。しかし、そこでの出会いや出来事を否定するつもりは毛頭ない。そこを軸として生活していたといっても過言ではなかったのだから。

先輩たちは癖こそ強かったが、軒並み優秀な人ばかりだった。彼らが拓き、耕し、種を植えた土地に水をやるのが自分たちの役目だったはずだった。だが、それをしくじった。台無しにした。それもくだらないことで。

しくじっている当人たちはきっと楽しかった。夢中で根を腐らせていた。割を食ったのが後輩だったのは言うまでもない。彼らの人生の一部を後暗いものにしてしまったのではないか。志を挫いてしまったのではないか。傲慢にもそう考えることがある。

たかがサークルのことである。しかし、だからこそ、ということもある。