Lesson

読んだり、飲んだり

資料収集

発表やら何やらで、国会図書館まで資料を見に行くことが増えた。

閲覧までタイムラグがあるし、手続きを行わなければならない機会が普通の図書館よりも多いし、何より自宅からとても微妙な距離にあるために、そこまで利用してこなかった。

それが最近になって少し慣れてきた。普通の図書館でよくやる、目的とは全く関係のない本や資料を漁るということが国会図書館でもできるようになってきた。テレビ番組やネットのまとめなんかでもよく取り上げられるように、あそこには日本で刊行されたもの全般、つまりゲームやDVDなどもまた所蔵されている。

試しにアイマスを調べると、ゲームとCDはほぼヒットする。ニュータイプアニメージュのような雑誌もあるようなので、「これはアイマス論が書けるな」などといらないことを考えることもできる。ただ惜しむらくは、ライブのパンフレットが所蔵されていないことだ。ライブのパンフレットや円盤に付属するブックレットなどにはスタッフや演者の制作秘話が語られることが多く、資料価値は高い。類似の発言はラジオや一般公開のインタビュー記事などでも確認でき、部分的な抜粋は熱心なファンのブログなどを漁れば一応把握することができるとはいえ、実物から得るところは大きい。

同人誌やサブカルチャー関連の刊行物を採集保管する機関もぽつぽつとあるが、どれほどの所蔵があるのだろう。ちょっと興味が湧いてきた。

こういった、ともすればすぐに忘れ去られるようなものを集めて残すということがどれほど難しく、そして残っているとどれほどありがたいかということを最近切に感じている。