水転写式デカール
前々から使っていたスマホケースの上張りがぼろぼろに剥がれ落ちて、描いてあったキリンの絵が見る影もなくなってしまったので、ケースを変えた。
今年の春先くらいに、なんとはなしに思い立って自作したものだ。いや、たぶんキッカケはプラモデルへの興味だったと思う。最近のキットは出来がいいのが多いなあって、職場に置いてあったホビージャパンとか眺めながら。
昔、ちょっとやってみたことがあったけど、本格的にやろうと思うと色々と面倒で、特に塗装なんかは家のなかでやるとなると一苦労だったりする。時間もかかるし。
まず、百均で対応するスマホケースを買ってくる。透明なやつ。いま思うと、多少絵柄が印刷されていても白っぽければどうとでもなった気がする。というのも、透明なやつは単なるプラスチックではなくて、ポリカーボネートという樹脂製だから。これはプラ用に限らず塗料が乗りにくい。
そこで、ラジコンのボディ用の白い塗料を買った。あのボディも実はポリカーボネート製。粒子が荒いから裏から吹くのが正しい使い方らしい。とにかく、それをサフ代わりに、やすって足づきを良くしたケースに吹きつけて、上から黄色を塗った。
乾いたら、表面にデカールを貼る。家庭用のインクジェットプリンターで図柄を印刷できる用紙が売っていたので、それを使う。シールでも平気かと思ったけど、たぶん秒で剥がれるのでデカールで。まあ、結局、剥がれてきているんだけども。
最後に、上から艶消しのクリアを吹く。コーティングってことで厚めに。
で、出来上がったのがこれ。
偉そうに色々言ったわりにはかなり失敗している。
まず、サフ代わりに吹いた白が垂れちゃってダマになってる。上から吹いた黄色越しにもわかるくらい。塗料は少しずつ均一にっていうのが基本だとわかっちゃいるけど加減が難しい。
次にデカール。あんまり大きいから、これはうまく貼れないなとは思っていたものの、やはりといったところ。マークソフターみたいな軟化剤の類も用意すればよかった。案の定、波打っているところから破れていっている。
細かいところだとマスキングが雑すぎて、カメラ穴回りにまで塗料が回っちゃってギザギザしてたり。
まあ、そもそも外で色々やったから細かなゴミが入っちゃったりとかもしてるし、全体に雑。売りもんでもないからいいけど。
ていうか、スマホ自体をそろそろ変えたい。高いんだよなあ、最近の。価格もスペックも。