而立
何はともあれ祝ってもらえるということは素直に喜びたい。
どうも卑屈になって楽をしようとしている節がある。
それっぽい話をすると、酒が飲めなくなってきた。気が大きくなって強い酒をあおろうものなら、あとあと頭が痛くなる。
それから、駆けずり回ったりすると膝が痛くなったりもする。
どうにもぼろぼろと失っていくばかりだが、もうしばらくはその代わりとなるものをちまちまと得ていきたい。
等価交換。
しかしまあ、現状のこれは、過去の負債が取り立てられているといったほうが適切かもしれない。罰当たりなやつだから。
許しを乞う先がないというのもなかなか難儀だ。十字を切っても手を合わせてもすっきりしない。ファナティックであれれば、という甘え。
何の話だ?
立派なおじさんになります。
むかしからそんな面だったけど。