Lesson

読んだり、飲んだり

モノ売るってレベル

「日本の古本屋」というサイトがある。(https://www.kosho.or.jp/

全国の古本屋から書籍を購入できるプラットフォームでなかなか便利なのだが、いかんせん古めかしいというか洗練されていない。

検索機能については言うことはない。普通だと思う。というか、サイトの作りに問題はほとんどない。

実際に売買のやり取りをする古書店にクセがある。

まず、商品状態。

これは古本をネットで買う以上はどうしようもないが、とにかくあてにならない。函だけがヤケていて、本体が綺麗なままでも「可」として出品されているものがあれば、「美品」と言いつつ書き込みがあったりする。

次に、在庫の把握が曖昧。

個人で運営している古書店が多いようで、在庫の確認に手間取ることも少なくない。二日くらい待たされて、「在庫見当たらず」で注文がキャンセルされたりする。

最後に、これが一番ヤバいが、請求・決済手続きのぎこちなさ。

クレジットカードでの決済であればそう問題も起きないのだろうが、振り込み等での支払いを選択すると、ぽつぽつとほころびが出ることがある。このサイトでは、購入を確定すると注文内容の確認がシステムを通じて自動的に連絡される。その後、それぞれの古書店から確定した注文内容や請求額の確認とともに振込先などが送られてくるのだが、この作業がおそらくは自動処理ではない。テンプレートに打ち込んでいるのだと思う。ここで微妙なミスが発生することがある。同じ店から複数購入した書籍をまとめてではなく、個別に請求するような連絡が届いたり、ひどいものでは、最初に自動的に送られてきた確認内容と請求額が違ったり、送料計算が間違っていたりする。

今回、久々にこのサイトを使って買い物をしたところ、上記の三つに見事に引っかかった。

「書き込みなし」の本には鉛筆で波線が引かれていたし、在庫確認は翌々日の午後になるからキャンセルしたかったら言ってね的な連絡も受けたし、1000円で表示されていた本が請求書では1010円になっていたりもした。

ネットショップの仕組みもすっかり整備されたこのご時世。明瞭な会計、迅速な発送、丁寧な対応に慣れ過ぎていたんだなあと、手作業のぬくもりをひしひしと感じてげらげら笑った。ヤフオクを思い出した。

まあ、たまにはいいよね、こういうの。

領収書の体裁がまちまちで、手書きだったりして。

「携帯からも検索できます!!」とか可愛いじゃん。

 

竹盛天雄先生の本名が「天勇」だって今年の夏の国文ニュースで初めて知った。

追悼の文章があったけど、亡くなったの去年の年末じゃなかったっけ?

まあ、いつ悼んだっていいか。

あらゆる入門書、手引きでお世話になりました。R.I.P.